プロツアー フィラデルフィア（調整録)
2011年9月7日 ゲームプロツアー フィラデルフィアに参加してきました。
モダン構築は12ポストタッチ黒を使用。
色々対策はされているものの、デッキパワーは半端なく、
精力の護符を入れることで同系には非常に有利なマッチアップとなった。
また、数多くいるであろうコンボ全般にはハンデスを仕込むことで戦える目処がついた。
■調整録
今回は、簡単に調整録を残しておこうと思う。
～PT3週間前～
モダンフォーマット変更アナウンス後、まず始めに組んだのは
Zoo、ドラン、HiveMind、むかつきといった、過去に実績を残したデッキであった。
カウンターデッキがほぼ皆無になり、コンボ環境になることは予測がついていたため
一直線なZooよりは、ハンデスを入れたビートダウン（ドラン、8ハンデス鋼）が
良いのではと考えていた。
～PT2週間前～
GP上海にて12postの存在を知る。
これは非常にデッキパワーが高く、ビートダウンデッキは
緑頂点を含む8枚の緑タイタンや変容にあっという間にねじ伏せられてしまう。
自分の手持ちのビートダウンでは何をやっても勝てそうになかったので
このデッキを育てることにした。
直近の課題はコンボデッキに比べてスピードが遅いこと。
当初はカウンターや知識の渇望を入れた青緑型が良さそうに見えたが、
能動的に動くデッキのため、ハンデスを入れた方が良さそうな気がした。
～PT10日前～
そうこうしているうちに、MOでモダンのトーナメントが始まる。
12postは人気が高く、緑単で壁を入れた高速マナ加速型や
緑青型で同系に強くしたものが目に止まった。
ビートダウンは、ジャンド、赤単、ボロスなどがいたが、少しずつ駆逐されていくことになる。
残ったのがZooと赤単親和。
コンボは、昇天、Protean Hulkからの無限ダメージ、エルフ、ストーム、
むかつきなど多彩であった。
数日後からは双子コンボや出産の殻コンボも見ることになる。
これを受けて、メインから思考囲いを4枚突っ込んだ12ポストを作ってみた。
隠し味にAmulet of Vigorも2枚ほど入れた。
サイドからは記憶殺しを入れた。
この日から、会社から帰宅してMOでドラフトやりながら、
トーナメント結果のリプレイをひたすら見る生活が続く。
～PT1週間前～
PWCの午後からモダンに参加。
赤単、同系、バランス、同系、同系とあたって、バランスに負けたのみ。
同系に勝てた秘訣は、Amulet of Vigorを入れていたから。
何気なく入れたスペルだったが、ランパンや変容と非常に相性が良く、
明らかにキルターンが早くなる。
特に同系では、内なる獣、刈り取りと種まき、すきこみ、
といった土地対策カードが主流だったが、
Amuletと変容を入れることで簡単に巻き返せる上にサイドボードも圧迫しないため、
この構成に決める。メインからハンデスをとっているのも大きい。
～PT3日前～
赤親和との相性が良くなかったので集中的にトレーニング。
MOでも安定して勝っていたことと、前々回のPT(パリ)ではゴブナイトに
何度か当っていたため、こうしたオールイン系のビートダウンは相当数いると判断。
サイド後は、自然の要求3枚、シャッターストーム3枚を採ることで
相性を逆転させることに成功。相手の血染めの月は、相手の先行ブン回り以外は
それほど効かないこともわかった。
メインボードのスピードを上げるため、Amuletは2枚から3枚に増やした。
～PT2日前～
飛行機の中で、Zooと最終トレーニング。
MOのトーナメントでは、緑頂点からガドックにつなげる形のZooがちらほらおり、
これと調整した。
試した結果、こちらは変容型のため、やはりガドックがきつい。
黒除去を積みたいが、サイド枠を圧迫するのでどれだけ増やせるかが課題となった。
次に、経由地のミネアポリスで、あんちゃんのストームとトレーニング。
サイドから記憶殺しをてんこ盛りにし、3ターン目に打つものの、
リマンドで弾かれ、4ターン目、早ければ3ターン目にはコンボを決められてしまう
展開が続く。精神壊しの罠を入れることを決意。
～PT前日夜～
ナベ、なかしゅーと最終トレーニング。皆強ぇよ・・・。
～PT当日(明け方）～
双子コンボへのサイドボードが未完成であった。
記憶殺し2枚、減衰のマトリックス2枚を選択することは決まっていたが、
後者は「残響する真実」や「古えの遺恨」に引っかかってしまう。
プロツアーなので、相手は当然上記のカードをサイドインしてくるであろう。
マトリックス3枚を入れた直球勝負はしたくない。何かしらの変化球が欲しい。
欲を言えば、出産の殻コンボもカバーできる一枚が欲しい。
時差ボケのせいで眠りが浅かったが、その中で以下の一枚を思いついた。
「魂の裏切りの夜」
こうして以下のデッキが完成
■デッキレシピ
MAINBOARD
6 Forest
2 Overgrown Tomb
4 Verdant Catacombs
1 Swamp
4 Cloudpost
3 Vesuva
4 Glimmerpost
1 Dryad Arbor
1 Eye of Ugin
3 Amulet of Vigor
4 Thoughtseize
4 Green Sun’s Zenith
4 Explore
4 Rampant Growth
4 Sakura-Tribe Elder
4 Scapeshift
4 Primeval Titan
1 Terastodon
1 Ulamog, the Infinite Gyre
1 Emrakul, the Aeons Torn
SIDEBOARD
3 Mindbreak Trap
3 Creeping Corrosion
4 Doom Blade
1 Memoricide
1 Cranial Extraction
2 Damping Matrix
1 Night of Soul’s Betrayal
■この時点での所感
・MOではAmuletを入れたレシピはほぼ皆無だったので同系には強い（はず）
・ハンデスとサイドカードでコンボには戦える（はず）
・対Zooは4枚の破滅の刃で対抗するのでガドックは大丈夫（なはず）
・親和は大丈夫（たぶん）
・11ポストにしたのは、緑マナ事故のほうが怖かったため。
■反省点
・闇の腹心がドメインZooに入っていることを忘れていた。
破滅の刃よりは燻しのほうが良かった。
PT初日偏に続く。
モダン構築は12ポストタッチ黒を使用。
色々対策はされているものの、デッキパワーは半端なく、
精力の護符を入れることで同系には非常に有利なマッチアップとなった。
また、数多くいるであろうコンボ全般にはハンデスを仕込むことで戦える目処がついた。
■調整録
今回は、簡単に調整録を残しておこうと思う。
～PT3週間前～
モダンフォーマット変更アナウンス後、まず始めに組んだのは
Zoo、ドラン、HiveMind、むかつきといった、過去に実績を残したデッキであった。
カウンターデッキがほぼ皆無になり、コンボ環境になることは予測がついていたため
一直線なZooよりは、ハンデスを入れたビートダウン（ドラン、8ハンデス鋼）が
良いのではと考えていた。
～PT2週間前～
GP上海にて12postの存在を知る。
これは非常にデッキパワーが高く、ビートダウンデッキは
緑頂点を含む8枚の緑タイタンや変容にあっという間にねじ伏せられてしまう。
自分の手持ちのビートダウンでは何をやっても勝てそうになかったので
このデッキを育てることにした。
直近の課題はコンボデッキに比べてスピードが遅いこと。
当初はカウンターや知識の渇望を入れた青緑型が良さそうに見えたが、
能動的に動くデッキのため、ハンデスを入れた方が良さそうな気がした。
～PT10日前～
そうこうしているうちに、MOでモダンのトーナメントが始まる。
12postは人気が高く、緑単で壁を入れた高速マナ加速型や
緑青型で同系に強くしたものが目に止まった。
ビートダウンは、ジャンド、赤単、ボロスなどがいたが、少しずつ駆逐されていくことになる。
残ったのがZooと赤単親和。
コンボは、昇天、Protean Hulkからの無限ダメージ、エルフ、ストーム、
むかつきなど多彩であった。
数日後からは双子コンボや出産の殻コンボも見ることになる。
これを受けて、メインから思考囲いを4枚突っ込んだ12ポストを作ってみた。
隠し味にAmulet of Vigorも2枚ほど入れた。
サイドからは記憶殺しを入れた。
この日から、会社から帰宅してMOでドラフトやりながら、
トーナメント結果のリプレイをひたすら見る生活が続く。
～PT1週間前～
PWCの午後からモダンに参加。
赤単、同系、バランス、同系、同系とあたって、バランスに負けたのみ。
同系に勝てた秘訣は、Amulet of Vigorを入れていたから。
何気なく入れたスペルだったが、ランパンや変容と非常に相性が良く、
明らかにキルターンが早くなる。
特に同系では、内なる獣、刈り取りと種まき、すきこみ、
といった土地対策カードが主流だったが、
Amuletと変容を入れることで簡単に巻き返せる上にサイドボードも圧迫しないため、
この構成に決める。メインからハンデスをとっているのも大きい。
～PT3日前～
赤親和との相性が良くなかったので集中的にトレーニング。
MOでも安定して勝っていたことと、前々回のPT(パリ)ではゴブナイトに
何度か当っていたため、こうしたオールイン系のビートダウンは相当数いると判断。
サイド後は、自然の要求3枚、シャッターストーム3枚を採ることで
相性を逆転させることに成功。相手の血染めの月は、相手の先行ブン回り以外は
それほど効かないこともわかった。
メインボードのスピードを上げるため、Amuletは2枚から3枚に増やした。
～PT2日前～
飛行機の中で、Zooと最終トレーニング。
MOのトーナメントでは、緑頂点からガドックにつなげる形のZooがちらほらおり、
これと調整した。
試した結果、こちらは変容型のため、やはりガドックがきつい。
黒除去を積みたいが、サイド枠を圧迫するのでどれだけ増やせるかが課題となった。
次に、経由地のミネアポリスで、あんちゃんのストームとトレーニング。
サイドから記憶殺しをてんこ盛りにし、3ターン目に打つものの、
リマンドで弾かれ、4ターン目、早ければ3ターン目にはコンボを決められてしまう
展開が続く。精神壊しの罠を入れることを決意。
～PT前日夜～
ナベ、なかしゅーと最終トレーニング。皆強ぇよ・・・。
～PT当日(明け方）～
双子コンボへのサイドボードが未完成であった。
記憶殺し2枚、減衰のマトリックス2枚を選択することは決まっていたが、
後者は「残響する真実」や「古えの遺恨」に引っかかってしまう。
プロツアーなので、相手は当然上記のカードをサイドインしてくるであろう。
マトリックス3枚を入れた直球勝負はしたくない。何かしらの変化球が欲しい。
欲を言えば、出産の殻コンボもカバーできる一枚が欲しい。
時差ボケのせいで眠りが浅かったが、その中で以下の一枚を思いついた。
「魂の裏切りの夜」
こうして以下のデッキが完成
■デッキレシピ
MAINBOARD
6 Forest
2 Overgrown Tomb
4 Verdant Catacombs
1 Swamp
4 Cloudpost
3 Vesuva
4 Glimmerpost
1 Dryad Arbor
1 Eye of Ugin
3 Amulet of Vigor
4 Thoughtseize
4 Green Sun’s Zenith
4 Explore
4 Rampant Growth
4 Sakura-Tribe Elder
4 Scapeshift
4 Primeval Titan
1 Terastodon
1 Ulamog, the Infinite Gyre
1 Emrakul, the Aeons Torn
SIDEBOARD
3 Mindbreak Trap
3 Creeping Corrosion
4 Doom Blade
1 Memoricide
1 Cranial Extraction
2 Damping Matrix
1 Night of Soul’s Betrayal
■この時点での所感
・MOではAmuletを入れたレシピはほぼ皆無だったので同系には強い（はず）
・ハンデスとサイドカードでコンボには戦える（はず）
・対Zooは4枚の破滅の刃で対抗するのでガドックは大丈夫（なはず）
・親和は大丈夫（たぶん）
・11ポストにしたのは、緑マナ事故のほうが怖かったため。
■反省点
・闇の腹心がドメインZooに入っていることを忘れていた。
破滅の刃よりは燻しのほうが良かった。
PT初日偏に続く。
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